■あとがき
■今回は妹紅慧音本という事でしたが、
なんか一次設定だと二人がくっつく未来が見えにくかったので
オリキャラをつっこんでみました。
…あの……その………すいませんでした。
もう多分二度とやりませんから許して下さるとありがたいです。
一応キャラの説明をさせていただくとオリキャラさんはメアリー・スーな訳じゃなく、
妹紅の子供時代の姿に似た、大人しーくて個性のない子になっております。
■この本の設定的なお話
妹紅はやっぱ千年以上生きてるわけで、年頃の女の子の格好してるんだから
『絶対恋愛とかしてるだろう…いやいや子供も産んでるかも。
力がない頃は奪われたり殺されたり繋がれたりで
人間の黒いところを見て人間に絶望したりしたんだろうなー』
と妄想したところからこのストーリーの暴走が始まりました。止まらなかった。
途中入る妹紅の回想シーンは分かりにくいですけど
自分をずーっとずーっと弄んで孕ませた山男を殺してるんですね。
これがまたクズで!いろんなこと妹紅にしちゃった加虐趣味のクズで!
あまりの辛さに妹紅も白髪になっちゃうくらい酷い奴で!そりゃあ死ぬわな!
妹紅も無力な頃はこんな感じじゃなかったんでしょうか。死なないって言っても少女だし。
ずーっと死なない程度の苦痛与えられたら逃げられないんじゃないのかしら。
それで、孕まされてから、男殺して、その男の痕跡である子供も殺そうとするんですけど、
まあ子供には罪はないと殺すのを止めたんですね。
でも子供育てる力はないから子供を育ててくれそうな家を見つけて家の前に置いて
一年おきくらいに見に来て、死んでたっていう。
■結局妹紅は慧音が思っている様な人間では無く、自分と同じかそれ以上に
『失う』のが怖い人だったんですが、それでもまあ好きになっちゃったので失望せず
ずっと好きでいるんじゃないかと思います。『あばたもえくぼ』って奴。
慧音先生マジ一途。超重い女。 …いいですよね、重い女キャラ。 いい…
■季節的には3月初旬から5月初めくらいまでのお話にしました。
理由はタイトルの元ネタである
『春立てば 消ゆる氷の 残りなく 君が心はわれにとけなむ』
(春になれば溶けて消えてしまう雪のように貴方の心も私に溶けて欲しい)
っていう短歌からです。あと和蘭撫子(カーネーション)のせい。母の日のせい。
本当は設定を盆くらいにして本当に父親と会わせようかと思ったんですが
父親のエピソード描く頁がないのでやめました。
盆なら彼岸花の中で抱き合う妹紅とオリキャラさんが描きたかったんですけど。

「私にはお母さんがふたりいるから二つ持ってきた」とか言っちゃう

慧音先生はホンマ情の深い女やで…
■あと本当は三角草(ミスミソウ)のお話は話中に出さずに
後書きでポロリと出すはずの小ネタだったんですが、
オリキャラさんが作中『幸運を生きる為に使う』決意をする為の
エピソード(妹紅にもらった根付)が入れにくかったため、そっちを入れちゃいました。
でも実際、自分で描いててちょっとクドい気がしました。良くあるネタだし。

■この本の設定的な失敗
ぶっちゃけもっと妹紅ってもっとポジティブじゃないの?って思うところがありましてですね、
この本作ってる途中で『どうかな…怒られるかな』と思ってました。
罪のない人(石傘)殺してるのに今ではあんまり罪悪感なさそうなところとか
普通にその時の事を慧音に全部話してるところとか。
あんまり自分の過去に頓着してないんでしょうかね。
でもあんまり自分の暗い過去の話はしなそうだけどなー。人嫌いだし。
でもうどんげっしょー(四コマ儚月)でもちょっとバカキャラだしなー…うーん。
■というわけで実もない長い後書きでごめんなさい。
あと俺設定全開でごめんなさい。
むかついた人はメールなりpixivのメッセージなり
ココのコメなりで『死ね』って送っておくなり
ネットで叩くなりして鬱憤を晴らして頂いて全く構いません。重ねて謝罪致します。
それでは皆様、読んで頂いてありがとうございました! お疲れ様でした!